• トップ
  • お知らせ
  • 【アウトソーシングほっとニュース】GW後に仕事のモチベーションが下がる割合は58.8%

【アウトソーシングほっとニュース】GW後に仕事のモチベーションが下がる割合は58.8%







ゴールデンウイーク(GW)明けに心身の不調が表面化する、いわゆる「五月病」ですが、これが若い世代ほど転職のきっかけになりやすいことが、株式会社マイナビの調査で明らかになりました。
調査は4月初旬、インターネット上で実施され、転職経験者や転職を検討している20~50代のいずれも会社員、1,370人が回答しました。

GW後の仕事のモチベーション

□GW後に仕事のモチベーションが下がる人は58.8%
□原因は「長期休暇中に仕事の疲れに気がつく」 
□一方で、6割以上が「モチベーションは戻る」と回答

 GW後の仕事のモチベーションについて尋ねたところ、下がる(「下がると思う」26.1%+「やや下がると思う」32.7%)と回答した割合は計58.8%で、年代別にみると、20代が最多で、73.5%が下がると答えています。50代は47.2%で最も少なく、年代が低いほどGW後の仕事のモチベーション低下が顕著であるようです。
 仕事のモチベーションが下がる原因については、長期休暇中に「仕事で『疲れていた』ことに気がつく(19.4%)」がトップで、「職場の『人間関係』の悪さに気がつく(14.7%)」と続きました。
 一方、下がったモチベーションがその後どうなるかについて尋ねると、「徐々に戻る(51.9%)」の回答が最多で、「すぐに戻る(10.1%)」と合わせて62.0%が、いずれモチベーションが戻ると回答しました。年代別にみると、モチベーションが戻る割合は20代が最多で72.0%、これに対し、50代は53.6%で最も少なく、年代が高いほどモチベーションが戻りづらい傾向がみられました。

五月病と転職

□転職を考えている正社員の3人に1人以上が「五月病になったことがある」20代では約半数
□転職検討中かつ転職経験がある人の約2割は五月病が理由で転職を経験 
□転職理由は「人間関係」に関する理由が最多

 転職を考えている正社員に、五月病になった経験があるかを聞いたところ、全体の37.0%が五月病になったことがあり、特に20代では約半数の49.0%があると回答しました。年代別でみると、年代が低いほど五月病の経験割合が高く、環境の変化や仕事のプレッシャーに敏感な可能性がうかがえます。
 また、五月病が原因で転職したことがあるのは、転職検討中かつ転職経験者のうち19.6%、20代は35.2%と最多で、若い世代ほど五月病が転職に結びつきやすい傾向がみられました。転職の理由としては、「元々上司とうまくいっておらず、休み明けに行くのがしんどくなった」「GWにキラキラしたまぶしい思い出ができて現実を直視できなくなった」などが挙げられていますが、「人間関係」についての意見が多くなっています。

企業の五月病対策

□五月病による退職を防ぐために取り組みをしている割合は51.5% 
□取り組み例としては、「面談」や「懇親会」の実施など

 企業の担当者に「五月病による退職抑制の対策をしているか」を聞くと、51.5%が対策をしていると回答しました。具体的な対策例では「従業員全てに毎年キャリア面談を実施している」など、社員とのコミュニケーション機会(面談や懇親会の実施など)を設ける回答が目立ちました。また、GW後の対策例では、「あまりストレスをかけない様に、ゆっくりと業務に当たらせている」といった回答もみられ、長期休暇明けに精神的にも負担をかけすぎないようにするなどの対策が挙がっています。
 調査を担当した研究員は、「20代は環境の変化や人間関係のストレスが転職の動機になりやすい可能性がある。企業は面談などコミュニケーションをとるための対策を、長期休暇のタイミングだけでなく日常的に行っていくことが重要ではないか」と指摘しています。


この記事を書いたのは・・・

社会保険労務士法人エスネットワークス
特定社会保険労務士M・K

事業会社での人事労務キャリアを活かし、クライアントの労務顧問を務めている。労働法をめぐる人と組織に焦点を当てる「生きた法」の実践をモットーとし、社会保険労務士の立場からセミナーや講演を通して、企業に“予防労務”の重要性を呼び掛けている。日本産業保健法学会会員


サービスに関するお悩み、
ご相談やお見積り依頼等のお問い合わせはこちらから

※企業様からのお問い合わせを受け付けております。

電話アイコン

お電話でのお問い合わせ

03-6826-6333

平日9:00 - 17:30

ページトップへ戻る