• トップ
  • お知らせ
  • 【アウトソーシングほっとニュース】アルバイトの労働条件を確かめよう!~学生アルバイトのトラブル防止のために~

【アウトソーシングほっとニュース】アルバイトの労働条件を確かめよう!~学生アルバイトのトラブル防止のために~




厚生労働省は、全国の大学生等を対象として、特に多くの新入学生がアルバイトを始める4月から7月までの間、自らの労働条件の確認を促すことなどを目的としたキャンペーンを実施します。
キャンペーン期間中、厚生労働省では、(1)大学等での出張相談、(2)都道府県労働局及び労働基準監督署に設置される「若者相談コーナー」での相談対応、(3)アルバイトを始める前に知っておいて欲しいポイントをまとめたリーフレットの配布などに取り組むこととし、これからアルバイトを始める学生や、既にアルバイトをしている学生などへ向け、この機会に、自身の労働条件を確かめることを呼びかけていきます。
また、アルバイトを雇用する側の事業主に対しては、特に、(1)労働条件の明示、(2)シフト制労働者の適切な雇用管理、(3)労働時間の適正な把握、(4)商品の強制的な購入の抑止とその代金の賃金からの控除の禁止、(5)労働契約の不履行に対してあらかじめ罰金額を定めることや労働基準法に違反する減給制裁の禁止、といった事項を重点的に呼びかけていくこととしています。
事業主向けのリーフレットも作成されています。

「働く」ための約束ごと

 働く場を提供する者とそこで働く者との関係は、対等な契約関係で結ばれています。むしろ、その場を提供する事業主側にはしっかりと就労条件を整える強い義務が課されています。そして、働く人をトラブルなどから守ってくれる約束ごとが「労働法」です。労働法は、日常生活を安心しておくるためにも学ぶべき大切な知識といえます。
 厚生労働省では、学生などがアルバイトをするときに最低限知っておいて欲しいルールをまとめたハンドブック「これってあり?~まんが知って役立つ労働法Q&A~」を作成しています。このハンドブックは、労働法についてわかりやすく解説している内容になっていますので、これから働き始める前の参考資料として、また労働法を学ぶ入り口として、目を通してみてください。
・スマホ版はこちらから
・動画版はこちらから

学生アルバイトをめぐるトラブル

 学生のアルバイトをめぐるトラブルが社会的な問題となっています。本来、学生の本分である学業と生活補助のためのアルバイトとの適切な両立が求められるところ、アルバイトを雇う事業主が、
採用時に合意した以上のシフトを入れる
一方的に急なシフト変更を命じる
試験の準備期間や試験期間にシフトを入れる
「人手が足りない」といった理由で学生を休ませない
退職を申し出た学生に対し、「ノルマ」や「罰金」を理由に辞めさせない
など、学生に配慮しない対応を行うことにより、学生が学業に専念できず留年や退学に追い込まれるような事態が生ずることがあります。
 事業主や人事労務担当者は、トラブルを予防するため、この機会に「学生アルバイトの労働条件に関する自主点検表」をもとに、自社の労働条件について確認してみてはいかがでしょうか。


この記事を書いたのは・・・

社会保険労務士法人エスネットワークス
特定社会保険労務士M・K

事業会社での人事労務キャリアを活かし、クライアントの労務顧問を務めている。労働法をめぐる人と組織に焦点を当てる「生きた法」の実践をモットーとし、社会保険労務士の立場からセミナーや講演を通して、企業に“予防労務”の重要性を呼び掛けている。日本産業保健法学会会員。









サービスに関するお悩み、
ご相談やお見積り依頼等のお問い合わせはこちらから

※企業様からのお問い合わせを受け付けております。

電話アイコン

お電話でのお問い合わせ

03-6826-6333

平日9:00 - 17:30

ページトップへ戻る