【アウトソーシングほっとニュース】11月は「キャリアマンス」です
毎年11月は「キャリアマンス(Career Month)」です。
この月は、自分自身のキャリアについて考え、見つめ直す絶好の機会として、企業や教育機関、専門家の間で広く認知されつつあります。企業にとっては、従業員一人ひとりのキャリア形成を支援し、組織全体の成長につなげる機会となります。人事担当者の皆様にとっては、キャリア支援のあり方を見直すタイミングとしてご活用ください。
キャリアマンスとは
 キャリアマンスは、働く人々が自分のキャリアの方向性や可能性について考え、行動を起こすことを促す月間です。
 就職・転職活動中の方だけでなく、現在働いている方、育児や介護などで一時的に職場を離れている(キャリアブレイク中の)方など、すべての人にとって「キャリア」は人生の大切なテーマです。企業においては、従業員のキャリア意識を高める取り組みや、キャリア支援制度の整備・見直しを行う好機として注目されています。
 この期間には、企業によるキャリア支援イベントや、専門家によるセミナー、個別相談などが多く開催され、キャリア形成に関する情報や機会が豊富に提供されます。キャリアマンス2025では、今年のテーマを“変化する時代の働くと生きるを考える‷とし、社会全体で「働くと生きる」を考えていきます。
なぜ今、キャリアを考えることが重要か?
 働き方が多様化し、人生100年時代と言われる現代では、キャリアは一度決めたら終わりではなく、何度でも見直し、再設計できるものです。
 「自分らしい働き方とは?」「今の仕事に満足しているか?」「将来の目標は何か?」
こうした問いに向き合うことで、より充実した人生を築くヒントが得られるかもしれません。
キャリア支援が企業にもたらす価値
 従業員が自らのキャリアに主体的に向き合うことで、以下のような効果が期待できます。
●エンゲージメントの向上:自分の成長を実感できる環境は、仕事への意欲を高めます。
●離職率の低下:将来の展望が描ける職場は、定着率の向上につながります。
●組織力の強化:多様なキャリアパスを認めることで、柔軟で強い組織文化が育まれます。
 人事担当者の皆様は、キャリアマンスをきっかけに、以下のような取り組みを検討してみてはいかがでしょうか。
• キャリア面談の実施や制度化
• 社内キャリア研修・セミナーの企画
• キャリア支援制度(ジョブローテーション、社内公募など)の見直し
• キャリア相談窓口の設置・強化
これらの施策は、従業員の成長を支えるだけでなく、企業の持続的な発展にも寄与します。
社労士法人としてできること
 私たち社労士法人エスネットワークスは、企業の人事・労務支援だけでなく、働く個人のキャリア形成にも寄り添う存在でありたいと考えています。
 当法人では、キャリア支援制度の設計・運用に関するご相談を承っております。人事制度との連動や、法令遵守の観点からのアドバイスも可能です。キャリアマンスを機に、貴社の人材戦略を一歩前進させるお手伝いをいたします。キャリアマンスをきっかけに、従業員のキャリア支援制度の見直しや、社内研修の充実、相談窓口の設置など、企業としてできる取り組みを一緒に考えてみませんか?
キャリアは「仕事」だけでなく、「生き方」そのものにも深く関わるテーマです。この11月、少し立ち止まって、自分自身のキャリアについて考えてみる時間を持ってみてはいかがでしょうか。

社会保険労務士法人エスネットワークス
特定社会保険労務士M・K
事業会社での人事労務キャリアを活かし、クライアントの労務顧問を務めている。労働法をめぐる人と組織に焦点を当てる「生きた法」の実践をモットーとし、社会保険労務士の立場からセミナーや講演を通して、企業に“予防労務”の重要性を呼び掛けている。日本産業保健法学会会員。