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【アウトソーシングほっとニュース】10月は「ピンクリボン月間」です

毎年10月は「ピンクリボン月間」(乳がん啓発月間)です。乳がんは日本の女性がんの中で最も罹患率が高く、9人に1人がかかるといわれています。乳がんは早期発見で9割以上が治るとされており、検診の受診率向上が命を救う鍵となっています。しかし、日本では乳がん検診の受診率が4割前後と、他の先進国に比べて低く、早期発見・早期治療のためには、企業内での情報発信や受診勧奨が欠かせません
本記事では、企業が乳がん検診を奨める意義とピンクリボン月間に企業が取り組むべき施策をご紹介します。

ピンクリボン月間とは

 ピンクリボン月間は、毎年10月に世界中で展開される乳がんの早期発見・早期治療を促進するための啓発活動です。この活動は、アメリカで、1980年代に乳がんで家族を亡くした遺族が「このような悲劇が繰り返されないように」という強い願いを込めて、ピンク色のリボンを作ったことが始まりです。
 日本では2000年以降、東京タワーのピンクライトアップなどをきっかけに一気に認知度が高まり、10月に集中して啓発活動が行われるようになりました。現在では、このピンク色のリボンが乳がんの予防や早期治療を促すトレードマークにもなっています。
 ピンクリボンは、乳がんに対する「連帯」「支援」「希望」の象徴です。このリボンを身につけたり、掲げたりすることで、乳がん患者やその家族への支援の意思を表すとともに、社会全体で乳がんに立ち向かう姿勢を示します。
 企業にとっても、この機会に従業員の健康意識を高め、乳がん検診の受診を促すことは、健康経営の一環として非常に意義深い取り組みです。

企業が乳がん検診を奨める意義

①従業員の健康と命を守る
 乳がんは女性のがんの中で最も罹患率が高いがんの一つですが、早期に発見すれば高い確率で治癒が可能です。企業が検診を推進することで、従業員の命を守ることにつながります。
②健康経営の推進
 従業員の健康を守ることは、企業の生産性向上や離職率の低下にも直結します。乳がん検診の受診率向上は、健康経営の具体的な成果として評価されるポイントです。
③企業の社会的責任(CSR)
 ピンクリボン運動への参加は、企業の社会的責任を果たす姿勢として社内外に好印象を与えます。地域社会や取引先との信頼関係の構築にもつながります。

ピンクリボン月間に企業が取り組むべき施策

①社内啓発キャンペーンの実施
 ポスター掲示や社内メール、イントラネットを活用して、乳がんの基礎知識や検診の重要性を周知します。医療専門家を招いたセミナーやオンライン講座も効果的です。
②検診受診のサポート
 検診費用の補助や、勤務時間内での受診許可など、実際に検診を受けやすい環境を整えることが重要です。提携医療機関との連携も検討しましょう。
③ピンクリボン運動への参加・寄付
 従業員が参加できるチャリティイベントや、売上の一部を寄付するキャンペーンなどを通じて、社会貢献活動としての側面も強化できます。
④男性従業員への啓発も忘れずに
 乳がんは女性だけの問題ではありません。家族やパートナーの健康を守るためにも、男性従業員への情報提供も大切です。

まとめ

 各行政の積極的な活動によりピンクリボン月間である10月は、各地でピンク色にライトアップされます。ピンクリボン月間は、単なる啓発活動にとどまらず、企業が従業員の健康と向き合い、社会に貢献する絶好の機会です。小さな一歩が、大きな命を守ることにつながります。ぜひこの10月、貴社でも乳がん検診の推進に取り組んでみてはいかがでしょうか。


この記事を書いたのは・・・

社会保険労務士法人エスネットワークス
特定社会保険労務士M・K

事業会社での人事労務キャリアを活かし、クライアントの労務顧問を務めている。労働法をめぐる人と組織に焦点を当てる「生きた法」の実践をモットーとし、社会保険労務士の立場からセミナーや講演を通して、企業に“予防労務”の重要性を呼び掛けている。日本産業保健法学会会員


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